200131 山行計画:2/8~2/11 熊野古道「速玉大社、那智大社から雲取越、赤木越」関西ハイク山友会 №1708例会
熊野古道の核心部を歩くシリーズの三回目です。
一回目は小辺路の高低差の大きな行程を高野山から十津川温泉を経て果無越まで歩きました。
二回目は最も人気の高い中辺路を歩きましたが、12月のシーズンオフだったのでほとんど観光客はおらず、尾根に沿った集落を抜けて、後半はアップダウンの多い峠越えを発心門まで歩きました。
三回目の最終回は、熊野三山巡り、雲取越、赤木越を組み合わせた計画になります。
初日は新宮まで足を伸ばして速玉大社に参拝してから、JR那智へ移動して那智大社に宿泊します。二日目、三日目に雲取越、四日目は中辺路のサブルートである赤木越で発心門から帰路につきます。
二日目、三日目の行程が少し長くなりますが、全体としては比較的歩き易い行程です。
【山行計画】
熊野三山「速玉・那智大社から雲取越、赤木越」№1708例会
日 時:2月8日(土)~2月11日(火・祝) 三泊四日・宿泊山行
集 合:2月8日(土) 新大阪駅7:33発 くろしお1号 2両目乗車
※新大阪駅3番ホーム。天王寺乗車の場合7:54発
参加予定者:21名/2/3現在
コース:
初 日:新宮~速玉大社・ゴトビキ岩=那智=大門坂~那智大社・青岸渡寺/「美滝山荘」宿泊
二日目:那智大社~大雲取越~小口/「小口自然の家」宿泊
三日目:小口~小雲取越~請川=熊野本宮=川湯温泉/「富士屋」宿泊
四日目:川湯温泉=湯の峰~赤木越~発心門=紀伊田辺(解散)
レベル:やや健脚向き (難しい行程や危険個所は無いが、二日目、三日目は行程が長い)
地 図:2万5千=「新宮」「紀伊大野」「本宮」「皆地」「伏拝」
昭文社=「高野山・熊野古道」(コース全体の概要を把握するには便利です)
装 備:初日昼食弁当、行動食、飲み物、魔法瓶(500ml)、雨具、防寒具、着替え、入浴セット、スパッツ、ストック、サブザック
露天風呂利用者:水着、Tシャツ、ビーチサンダル・ゴム草履
・初日はJR新宮到着が11時49分になります。新宮で昼食を食べる時間は摂れませんので、全員車中で持参の弁当を食べて下さい。
速玉大社、ゴトビキ岩を廻遊(所要時間2時間)して新宮駅14時22分の電車に乗りJR那智へ移動します。
新宮駅で全員のリュックをまとめて一時預けを利用します(新宮市観光協会)。
サブザックに貴重品、飲み物、行動食など最低限の荷物を入れて空身で速玉大社に向かいます。
・早立ち早着きを基本にしますので、旅館で翌日の昼食弁当を用意していただきます。
・行動中の食事は温かい飲み物があった方が食べやすいので、粉末みそ汁を人数×回数分用意していきます。
各自で魔法瓶にお湯と食器(コップでも可)と箸をご用意下さい。
・2泊目の川湯温泉には川原の仙人風呂があります。大塔川をせき止めた広大な露天風呂ですが、現在は裸では利用できません。
旅館「富士屋」でレンタル水着(女性300円、男性150円)もありますが、水着をお持ちの方は持参下さい。
水着の上から羽織るTシャツがあると裸でも気になりません。川原歩きにはビーチサンダルやゴム草履があると痛くありません。
費 用:41,200円(宿泊費34,000円、バス代4,300円、その他一時預け・弁当代など予備費3,000円)
参加費800円込みで42,000円を集金します。
最寄り駅からのJR料金は各自お支払い下さい。新大阪起点で往復11,660円です。
新大阪起点で新宮まで自由席特急券込みで6,820円、帰路は紀伊田辺から4,840円です。
旅館の部屋は宿泊日によって大きさが変わります。集金時に部屋割りのカードを引いていただきます。
男女別の連番カード(トランプ)ですから、3人部屋なら1~3、4~6、7~9、4人部屋なら1~4、5~8、9~12のように部屋の定員によって分けます。
【キャンセル料について】
団体旅行なので、参加キャンセル、もしくは途中リタイヤの場合は、旅館のキャンセル料が発生する可能性があります。
交通費は路線バスなので乗車人数分の支払いですから、キャンセル料は発生しません。
途中リタイヤは行程の途中からの下山は難しいので、当日の旅館までは何とか頑張って歩いていただくようお願い申し上げます。
旅館に入ってから翌日以降の参加をキャンセルされる場合は宿泊料のキャンセル分は残金があれば終了後に返済させていただきます。
行程とコメント等は以下に日別に記載します。
地図はまとめて掲載しますので、行程と対比しながらご確認下さい。
写真は各日付毎に掲載させていただきます。
いずれも令和元年5月4日(土)~5月7日(火)、令和元年8月5日(月)の下見で撮ったものですが、今回の行程に合わせて並べ替えています。
まとめてご覧になる場合は以下のリンクを開いてください。
190508 山行記録:5/4~5/7 熊野古道「速玉大社、那智大社から雲取越と大日越」まとめ
190807-2 山行記録:8/5 熊野古道・中辺路「赤木越」下見
【山行計画(日付別)】
熊野古道 速玉・那智大社から雲取越、赤木越
日程:2月8日(土)~2月11日(火・祝)
参加予定者:21 名/1/31現在
2月8日(土) 速玉大社・那智大社
新大阪・天王寺=JR新宮―速玉大社―神倉神社(ゴトビキ岩)―新宮=那智=大門坂―那智大社・青岸渡寺(泊)
行 程:
前半/歩行距離:4.2 km、所要時間:2時間00分(歩行時間:1時間25分、休憩:0時間35分)、累積高低差:+110m-110m
後半/歩行距離:1.9 km、所要時間:1時間50分(歩行時間:1時間20分、休憩:0時間30分)、累積高低差:+250m-90m
新大阪7:33(くろしお1号4840円+1980円)11:49新宮駅
新宮駅5m(12:00頃発)―20分―熊野速玉大社10m(12:30頃)―10分―千穂幼稚園5m―5分―石段下10m―10分―神倉神社・ゴトビキ岩70m(13:10頃)―10分―石段下10m―30分―新宮駅5m(14:00頃)
新宮駅14:22(紀勢線普通240円)14:39那智(補陀洛山寺・参拝20分)15:18(熊野交通350円)15:29大門坂バス停
大門坂バス停100m(15:40発)―10分―多富気王子・夫婦杉110m―20分―大門坂190m―10分―那智山バス停250m―10分―那智大社340m―10分―青岸渡寺340m―20分―那智山バス停250m(17:30頃、那智大社「美滝山荘」泊)
コメント:
熊野古道の最終パートは初日に熊野三山の速玉大社、那智大社に参拝して,夕刻に那智の旅館に入る観光ルート。
新宮での滞在時間が短いので、初日の昼食はJR車中で食べ終えて下さい。
新宮駅でリュックを一時預けして、空身で速玉大社、ゴトビキ岩を参拝ます。14:22の普通電車で新宮から那智へ移動します。
補陀洛山寺(ほだらくさんじ)は観音浄土を目指す補陀洛渡海で有名です。
那智大社・青岸渡寺に参拝してから旅館「美滝山荘」に入ります。
那智大社「美滝山荘」 0735-55-0745
地図:新宮
2月9日(日) 熊野古道・大雲取越
那智―那智高原―舟見茶屋―地蔵茶屋―越前峠・大雲取―小口(泊)
行 程:歩行距離:17.2 km、所要時間:9時間20分(歩行時間:7時間20分、休憩昼食:2時間00分)、累積高低差:+1410m-1610m
那智(7:00発)―50分―那智高原510m―40分―登立茶屋跡710m―50分―舟見峠880m(9:50頃)―20分―色川辻780m―20分―道路横断800m―50分―地蔵茶屋・トイレ710m(11:30頃、昼食)―30分―迂回路中間690m―40分―林道合流・越前茶屋跡720m(13:30頃)―20分―越前峠850m―20分―胴切坂700m(14:20頃)―20分―P514m―20分―楠久保旅籠跡345m(15:10頃)―30分―円座石230m―20分―小口橋60m―10分―小口自然の家60m(16:20頃、泊)
コメント:
那智の滝をあとに大雲取の尾根に入ります。
舟見峠までは緩やかな登り道で、峠からは遠く熊野灘まで見渡せます。
アップダウンの道をいったん地蔵茶屋まで下り、迂回路経由で越前峠の峠越えを過ぎると胴切坂の急な下りが待っています。
円座石を過ぎると小口は間近です。
「小口自然の家」0735-45-2434
地図:新宮、紀伊大野、本宮
2月10日(月) 熊野古道・小雲取
小口―小雲取越―百間嵓―請川=熊野本宮=川湯温泉(泊)
行 程:歩行距離:14.7 km、所要時間:7時間20分(歩行時間:5時間00分、休憩昼食:2時間20分)、累積高低差:+1360m-1360m
小口自然の家60m(7:00発)―15分―小和瀬橋60m―30分―堂ノ坂180m―60分―桜茶屋跡400m(9:10頃)―10分―赤木分岐430m―10分―桜峠460m―30分―石堂茶屋跡400m(10:20頃)―15分―小雲取山450m―10分―車道横断420m―15分―水場450m―5分―百間嵓450m(11:30頃、昼食)―30分―万才峠分岐320m―10分―松畑茶屋跡310m(13:00頃)―60分―請川バス停60m(14:20頃)
請川バス停14:28(明光バス250円)14:37本宮大社(参拝)15:05(竜神バス310円)15:16川湯温泉(「富士屋」泊)
コメント:
小雲取は小和瀬橋から堂ノ坂を300m登り切るとあとは小さなアップダウンが百間嵓まで5km続きます。
万才峠分岐まで急坂を下り、緩やかな展望の良い尾根道を請川までのんびり歩きます。
請川から路線バスで熊野本宮まで移動して熊野本宮参拝後、再びバスで川湯温泉に向かいます。
川湯温泉「富士屋」 0735-42-0007
地図:本宮
2月11日(火・祝) 熊野古道:赤木越
川湯温泉=湯の峰温泉―大日越―発心門=紀伊田辺
行 程:歩行距離:8.5 km、所要時間:5時間50分(歩行時間:4時間30分、休憩昼食:1時間20分)、累積高低差:+660m-470m
川湯温泉8:15(龍神バス250円)8:29湯峰温泉
湯の峰温泉110m(8:40頃)―50分―番号標識№9 330m―40分―柿原茶屋跡310m(10:20頃)―40分―なべわれ地蔵430m―60分―番号標識№1 390m(12:10頃、昼食)―30分―船玉神社240m(13:30頃)―10分―猪鼻王子240m―10分―右折点240m―20分―発心門王子310m―10分―発心門休憩所300m(14:30頃)
発心門休憩所14:48(龍神バス2340円)17:15紀伊田辺17:42(くろしお32号3080円+1760円)19:50新大阪(解散)
または紀伊田辺17:22=18:06御坊18:11=19:14和歌山19:26=20:29
コメント:
赤木越は中辺路のサブルートして船玉神社で中辺路から分岐し、6kmの尾根通しで湯の峰に至る古道です。
あまり歩かれていませんが、なだらかなアップダウンが続くのでゆっくり歩けます。
昨年の台風の影響で船玉神社周辺の音無川の氾濫で通行止めになっていましたが、改修工事はほぼ終わっています。
地図:本宮、皆地、発心門
【4日間合計】
延べ歩行距離:46.5km、所要時間:26時間20分(歩行時間:19時間35分、休憩昼食:6時間45分)、累積標高差:+3790m-3640m
【備考】
2月8日(土)
・手荷物預け:新宮駅到着後、リュックを新宮市観光協会に預けて、軽装でゴトビキ岩と速玉神社参拝。
預かり賃一個500円×20個=10,000円位、0735-22-2840担当:小西さん(1/15予約)
・那智大社「美滝山荘」一泊2食+弁当 10,300円
〒649-5301 東牟婁郡那智勝浦町那智山545-1
電話: 0735-55-0745 FAX:0735-55-0755
・男2階3室8名/妙法山12畳4名、3階峯山6畳2名、白見山6畳2名
女3階5室13名/大雲取山10畳4名、那智山7.5畳3名、小雲取山6畳2名、光ヶ峯6畳2名、大倉畑山6畳2名
・1/28の朝食は6:30からOK
・内金200,000円振込済/概算合計216,300円
2月9日(日)
・小口「小口自然の家」一泊2食+弁当 8,530円
〒647-1201 新宮市熊野川町上長井398
電話:0735-45-2434 FAX:0735-45-2040
・男性3室8名/№1:3名、№2:3名、№3:2名
女性5室13名/№4:3名、№5:3名、№6:3名、№7:2名、№8:2名
・内金150,000円振込済/概算合計179,130円
2月10日(月)
・川湯温泉「富士屋」一泊2食+弁当 15,150円
〒647-1717 田辺市本宮町川湯1452
電話:0735-42-0007 FAX:0735-42-1115
・男2階2室8名/白百合:4名、なでしこ:4名
女3階3室13名/ひなぎく:5名、すみれ:4名、たんぽぽ:4名
・水着:男150円、女300円(仙人風呂は水着着用)
・内金300,000円振込済/概算合計318,150円
まとめ
・バス代:4,270円(240円+350円+530円+250円+310円+250円+2,340円)
・宿泊費:34,000円(10,300円+8,530円+15,150円)
・予備費:3,000円+参加費800円
・合計集金:42,000円
・別途JR運賃:11,660円(4,840円+1,980円+3,080円+1,760円)