140703 花は夜ひらく
マンション前の広場に最近になって、夜になると黄色い花が咲いています。
でも昼間は花びらがしぼんで全く目立ちません。
昆虫や動物でも夜行性の物があるので花も夜しか開かない種類があっても不思議ではありませんが、真っ暗闇なのでいくら鮮やかに咲いても意味がないのではないかとつい気になってしまいます。
調べてみると、これはマツヨイグサ(待宵草)だそうです。
歌に出て来る宵待草はこれのことでしょう。
「待てど暮らせど来ぬ人を宵待草のやるせなさ・・・」
とつい口ずさんでしまうのは昭和世代の大正浪漫への郷愁でしょうか。
ちなみに、「宵待草」は竹久夢二作詞で一世を風靡した歌で、母がよく歌っていたので今でも耳に残っています。
花は夜ひらくではありませんが、「どう咲きゃいいのさこの私、夢は夜開く・・・」と歌ったのは、園まりですが、のちに藤圭子も歌ったのでそちらの方が有名かも知れません。
でも、捨てばちな歌い方の藤圭子より、園まりの方がやるせなさが沁みます。
Posted on 7月 3, 2014 at 11:13 午後 | Permalink
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