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2014.05.28

140528 山行記録:5/27 京都北山「コウンド谷東尾根から西尾根」 関西ハイク山友会6/8 第496回例会の下見

140527_koundodanihigashione_nishion140527_koundodanihigashione_nishi_2 コウンド谷(光砥谷)は能見口バス停から30分くらいで出合に着けるので、谷沿いの林道に入って谷を遡行し、P951mに至るコースを登降する登山者は多いようです。
 以前書いた山本素石著『釣りと風土』でも1967年頃にはこの谷で魚籠が溢れるほどアマゴを釣ったとありますから、釣り人の間ではよく知られていたのだと思います。
 谷の遡行は夏場は水辺で風も抜けて涼しいので好きですが、昨年9月の台風18号による土砂流や氾濫による被害は、京都北山の谷筋全体に爪痕を残しています。
 少人数での登降なら問題ありませんが、30名以上のパーティでは谷の遡行や下降で徒渉したり、崖をへつったり、倒木を越えたりするのに思わぬ時間がかかってしまうので、例会では谷を避けるようにしています。
 ということで、地図を見ながら尾根ルートを考えていて、前回、広河原北尾根を下降しながら同行のOGTさんと早稲谷を挟んだ東にある長い尾根(コウンド谷西尾根)が面白そう、ということになって下見をすることになりました。
 
 今回の下見はこのコウンド谷を巡る尾根になりますが、源流はP951mになります。
 P951mは佐々里峠から小野村割岳(931.7m)、フカンド山(853.5m)へ続く稜線では最も高所にあります。
 京都北山でも皆子山(971.5m)、峰床山(970.0m)、三国岳(959.0m)に次ぐ高いピークですが、標高点しかないため山名さえ付けられていませんので、光砥山(こうんどやま)と仮称します。
 参考:「京都府の山名リスト」(柴田昭彦氏)

 平日なので、登山者はいないと思っていましたが、花背峠まで9人の高齢登山者が乗っていたのでそれなりに座席は埋まっていました。
 能見口から初夏の日差しを浴びて明るい谷沿いの車道を30分辿ると左手に新しいログハウスが数軒見え、白い橋が本流に架かります。これが光砥口橋(こうとくちはし)です。
 コウンド谷林道のチェーンゲートをまたいですぐに尾根に取っ付き、最初は急登120mながら下草がないので難なく登り切ると傾斜が緩くなって、北山らしい広葉樹と植林が混在する広尾根が続きます。
 P662mでひと息入れて伏条台杉が点在する尾根を少しずつ高度を上げ、予定通り能見町の北から伸びている尾根との合流点で昼食。
 昼食を終え更に緩くなった広尾根をワンピッチ登ると主稜線で、すぐにP951mに到着しました。
 今回も天気に恵まれ、東面に比良・武奈ヶ岳、釣瓶ヶ岳、南面にははるかに花背の鉄塔、手前少し下目線に桑谷山の双耳峰の吊り尾根が見えます。

 P951mから小野村割岳までピストンすると1時間かかるので、今回はP951mからコウンド谷東尾根分岐へ戻りそのまま西に向かいました。
 950mの小ピーク(コウンドの頭)を越してすぐに尾根は北に曲がり、少し下った辺りがコウンド谷西尾根の分岐ですが、付近は広尾根なので少し判りにくいので、地図とGPSで現在地を確認し、無事に西尾根に入ることが出来ました。
 尾根にはテープの目印が結構残っていましたが、それも早稲谷から上がってくる林道の出合付近(850m)までで、出合前後は鹿除けのネットがあってうざったいのですが、そのまま広根を下っていくと左右の展望が広がって、快適な尾根下りになります。
 地図上では尾根の分岐が多く、迷いやすいのではないかと心配していましたが、明るい広尾根なので支尾根の分岐も見通しが利いて方向を確認すれば問題はありませんでした。
 
 途中見事な朴の花や鎌柄の花、エゴの花のつぼみなどに目を奪われながら、アップダウンの少ない長尾根を下っていくと、この尾根唯一の高低差40mの長い登りにかかりますが、この辺りの尾根や山腹一帯は見事なブナ林で、まるで若丹の尾根を歩いているような感覚になりました。
 ブナ林はP737m辺りまで続き、更に長尾根をほとんど真南に下っていくとアカゲラの巣があって、しばらく巣穴を見つめていましたが、警戒して鳴く親鳥に追い立てられました。
 P686mから東に振ってからは少し藪尾根になります。
 小ピーク660mはこの尾根唯一の迷点で、うっかり直進して下りかけましたが、ここで再度南に振って尾根の傾斜がきつくなります。
 車道に出る手前は急斜面ですが、微かな踏み跡を頼りに約50m一気に下り、最後は網のフェンスを避けて、旧バス道の分岐辺りで無事車道に降り立ちました。

 コウンド谷の東尾根は正味2.5kmで支尾根の分岐もないので冬期も含め登降路として利用しやすいと思います。
 一方コウンド谷西尾根は4.5kmもあり、分岐も多いのですが尾根は明るくて広く、左右の展望も桑谷山はもちろん、武奈ヶ岳、西には品谷山や遠く長老ヶ岳も望めますから時間に余裕がある好天時の下降路としては最適です。
 6月8日(日)の例会ではこのコウンド谷西尾根を下ることにします。
 下見に同行していただいた皆さん、有り難うございました。

【山行記録】
京都北山「コウンド谷東尾根から西尾根下降」 6/8 関西ハイク山友会 第496回例会の下見

日 時:平成26年5月27日(火) 9:55~16:59

集 合:叡電・出町柳駅前バス乗り場 7:40
 京都バス・広河原行き 7:50発に乗車

参加者:4名/OGTさん、ISHさん、IWMさん、きよもり

コース:出町柳7:50=京都バス=能見口―光砥口橋―P662m―能見北尾根合流(860m)―光砥山P951m―早稲谷分岐―P737m―P686m―能見口(解散)=京都バス=北大路駅前

レベル:中級向き (高度差470mの登りと4.5kmの長い尾根下り)

地 図:国土地理院25000分の一「久多」、昭文社「京都北山」
歩行断面図GPSの歩行ルート図
歩行ルート詳細図
歩行ルート図1:南部歩行ルート図2:北部

行 程:約10.0km 所要時間:7時間04分(歩行:5時間12分、休憩昼食:1時間52分)、天候:晴のち快晴、気温:20℃→22℃→21℃
 出町柳7:50=京都バス\990=9:42能見口
 能見口(460m)9:55―長戸谷出合(460m)10:06―光砥口橋(P479m)10:20~27―急登中間(580m)10:42~48―P662m(20℃)11:02~12―能見北尾根合流(860m、昼食)12:00~38―コウンド谷分岐(標識、890m)12:58―P951m・光砥山(22℃、快晴)13:10~32―左折点(940m)13:46―小ピーク900m13:58~14:05―林道・早稲谷分岐(870m)14:18―林道終点(850m)14:20―右折点(780m)14:38~44―右折点(720m)15:04―ブナ林―P737m(21℃)15:23~33―右折点(710m)15:45―アカゲラの巣―P686m・左折点16:10~16―少し藪尾根―迷点・右折点(660m)16:28―小ピーク620m16:36―右折点(610m)16:40―車道(450m)16:56―能見口(460m)16:59
 能見口(解散)17:37=京都バス\920=19:11北大路駅前
 参考: 京都バス 能見口発 10:52、14:27、17:37(最終)
 
個人装備:昼食、飲み物、雨具、着替え、スパッツ、ストック、手袋、ヘッドランプ

費 用:各自・交通費1700円位/京都バス回数券利用(京都バス:990円+920円)

【写真】
PicasaのWEBアルバムです。
写真は位置情報付きで66枚あります。

140527 コウンド谷東尾根から西尾根・下見

【Youtubeのフォトムービー】
再生時間は5分17秒です
BGMは甘茶の音楽工房 から「三匹のこぶた」を使わせていただきました。

【写真】ピックアップ
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【地図】
歩行断面図
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GPSの歩行ルート図
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歩行ルート拡大図
 歩行ルート図1:南部
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 歩行ルート図2:北部
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GPSトラックの軌跡データ
「140527T_KoundodaniHigashione_Nishione.gpx」をダウンロード

Posted on 5月 28, 2014 at 11:56 午後 |

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