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2014.05.26

140526 山行記録:5/25 京都北山「舟曳道から嵐山縦走」

140525_funabikimiti_arashiyamajyu_5140525_funabikimiti_arashiyamajyu_2 舟曳道は保津川下りの川船を嵐山・渡月橋から出発地の亀岡まで曳航するため、保津川の右岸川沿いに作られた作業道です。
 トラックによる廻送に切り替えられた昭和23年以降は業務用に使われることが無くなり、現在はたまに物好きな登山者が辿るだけになっています。
 今回の下見は2007年にトロッコ保津峡駅から急斜面をよじ登って、山上ヶ峰(482.4m)の北に伸びる真っ直ぐな尾根の途中に飛び出しましたが、この尾根を川岸から歩くルートを確認しておきたいと考え、それならこれも1999年に一度歩きかけた渡月橋からの舟曳道歩きと組み合わすことにしました。

 舟曳道の実質的なスタートは渡月橋から川沿いに1km舗装された遊歩道を遡ったところにある「星のや」(元の嵐峡館)の船着場になります。
 船着場から道は遊歩道は中腹にある千光寺(大悲閣)に階段が延びていますから、分岐はすぐに判りますが、船着場は「星のや」専用になっているので、遠慮しながら横切らせていただきました。
 しばらくは「星のや」の軒下に付けられた細い崖上の道を歩き、河原に出て少し行くと取水口の白い構築物が見えます。(渡月橋から1.5km)
 この取水口からの用水路は地図を見ると御陵細谷にある「乙訓浄水場」に通じています。
 「乙訓浄水場」は2000年竣工で向日市、長岡京市、大山崎町の水源としてそれまでの地下水利用から流水利用に切り替える300億円も掛けた大事業で「平成の乙訓疎水」と言われるとあります。

 この取水口から上流は作業道もなく河原歩きと河岸の岩場へつりの繰り返しで変化があります。
 最初は石垣が組まれた護岸堤の幅60cmの堤上を約300m歩き、梯子で河原に戻り、更に河原を進むと対岸にトロッコ列車の線路が見え、保津川が北に方向を変えるとJR山陰線の鉄橋が見えてきます。
 保津川右岸には山上ヶ峰の尾根から何本か支流が流れ込んでいて、渡れるか心配していましたが、流れが短いため水量は少ないので雨後でも問題なく渡れそうでした。

 JR鉄橋が見える山上ヶ峰からの支谷が流れ込む辺りでひと息入れましたが、ここまで取水口での休憩を挟んで約1時間なので順調だと思われました。
 ところがJR鉄橋鉄橋を越える辺りから両岸が迫って、岩場のへつりや高巻きを強いられるようになり、急なガリー(岩溝)では虎ロープをフィックスしたりしていて時間を食ってしまいました。
 JR鉄橋下からトロッコ鉄橋下までわずか600mに約1時間もかかりましたが、この辺りが核心部なので結構緊張感があって楽しめました。

 トロッコ鉄橋下からはネットの記録記事などでは高巻き道がありそちらを歩くようになっていますが、舟曳道本来の目的は引き綱であくまでも川辺を曳航したはずなので、そのまま川の水際を歩くことにしました。
 川歩きと所々コンクリートで補強された岩場のへつり道は意外に簡単に歩けてトロッコ鉄橋下から落合の鼻まで500mは15分で歩き終わりました。

 落合の鼻から急尾根に取っ付き、30m登ると山腹の巻き道に出て何故かくずかごが設置されていてここからは広葉樹のジグザグ道を登っていくと見覚えのある杉植林帯になりトロッコ保津峡からの登山道に合流しました。
 急尾根を登り切って林道出合の広場で少し遅めの昼食を摂り、山上ヶ峰(482.4m)に向かいました。
 烏ヶ岳(398m)、嵐山(382m)と尾根歩きの道はほとんど展望もなく、嵐山城址でやっと嵯峨野が足下に見え展望が広がりました。
 松尾山(275.8m)から先は京都一周トレイルの道標に従って西芳寺奥に下りました。
 同行していただいた皆さん、有り難うございました。
 お疲れ様でした。

 舟曳道は増水時には河原歩きが出来なくて高巻きが必要だと思われますが、岩場のへつりは多少岩場歩きの経験があればそれほどの技術は不要です。
 しかし、滑落の危険がありますから、中級以上の経験者向きの行程です。

【山行計画】
京都北山「舟曳道から嵐山」 関西ハイク山友会例会の下見(日程未定)

日 時:平成26年5月25日(日) 8:04~17:24

集 合:阪急嵐山線・嵐山駅改札口 8:00

参加者:6名/ISHさん、IWMさん、HMDさん、OONさん、AKEさん、きよもり

コース:阪急・嵐山駅(8:00集合)―「星のや」―取水口―JR鉄橋下―トロッコ鉄橋下―落合の鼻―山上ヶ峰―烏ヶ岳―嵐山―松尾山―西芳寺奥車道―鈴虫寺(17:24、解散)

レベル:中級向き (舟曳道は岩場のへつりが連続する)

地 図:国土地理院25000分の一「京都西北部」「京都西南部」、昭文社「北摂・京都西山」
歩行断面図歩行ルート図
歩行ルート図拡大
 前半:舟曳道から烏ヶ岳後半:嵐山から西芳寺・鈴虫寺

行 程:約12.9km 所要時間:9時間20分(歩行:6時間51分、休憩昼食:2時間29分)、天候:晴れ、気温:22℃→26℃→28℃→26℃
 阪急・嵐山(40m)8:04―渡月橋(40m)8:11―船着場(「星のや」、50m、22℃)8:26―取水口(60m)8:43~55―護岸堤(60m)9:01―支谷出合(60m)9:30~40―JR保津トンネル下(支谷出合2、60m)9:50~56―高巻き(60m)10:06~15―高巻き2(60m)10:24~43―トロッコトンネル下(60m、26℃)10:58―落合の鼻・尾根取付(60m)11:17~20―巻き道合流(くずかご、80m)11:25~37―P205m(28℃)11:57―トロッコ保津峡分岐(220m)12:04~09―林道分岐(360m、昼食)12:29~13:10―山上ヶ峰(482.4m、28℃)13:30~36―P407m(26℃)13:57―西芳寺谷分岐(320m、26℃)14:18~23―烏ヶ岳(398m)14:42~56―嵐山(382m)15:15~22―嵐山城址(展望台、360m)15:30~35―小ピーク(法輪寺分岐、300m)15:46―嵐山駅分岐(右折、270m)15:56―松尾山(275.8m)16:00~09―松尾大社上(220m)16:29―西芳寺奥車道(60m)16:59~17:13―鈴虫寺・苔寺バス停(50m、解散)17:24
 西芳寺バス停17:36=市バス\230=京都駅18:30

個人装備:昼食、飲み物、雨具、着替え、スパッツ、ストック、手袋

費 用:なし

【写真】
PicasaのWEBアルバムです。
写真は位置情報付きで100枚あります。

140525 舟曳道から嵐山縦走・下見

【Youtubeのフォトムービー】
再生時間は8分03秒です
BGMは甘茶の音楽工房 から「初夏の車窓より」を使わせていただきました。


【写真】ピックアップ
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【地図】
歩行断面図
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GPSの歩行ルート図
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歩行ルート図拡大
 前半:舟曳道から烏ヶ岳
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 後半:嵐山から西芳寺・鈴虫寺
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歩行ルートのGPSデータ
「140525T_FunabikiMiti_ArashiyamaJyuso.gpx」をダウンロード

Posted on 5月 26, 2014 at 11:08 午後 |

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