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2010.05.26

100526-3 日本発売「iPad」の先行レビュー

日経新聞の「モバイルの達人」の記事
 日本発売「iPad」を先行レビュー
 かなり詳しいiPadの紹介記事です。
 発売日まであと二日、否応なく期待感が盛り上がります。
 記事にも書かれていますが、画面が大きいことによるインパクトの大きさ、使い勝手の良さは今まで目を凝らしながら携帯の小さな画面やPDAでメールを読んでいたユーザーにとってはカルチャーショックだそうです。

 また無線LANや3Gの通信速度の比較がありますので、これから無線LANルーターを購入する場合は参考になります。
100526_ipadspeedtest 1.95Mbps Softbank3G iPad 3G
 1.59Mbps e-mobile Pocket WiFi(D25HW)
 0.33Mbps 日本通信 b-mobileWiFi
 2.74Mbps NTTドコモ ポータブルWi-Fi(DWR-PG)
 3.25Mbps UQコミュニケーションズ モバイルWiMax(URoad-5000)


100526_ipadroter_4 通信料と通信速度、インフラのバランスを考えるとNTTドコモが最も有利のようですね。
 機器の価格と通信料は左の表のとおりですが、各社の表示方法が異なるため、表にまとめてもなかなか判りにくいです。

【引用】
3Gモデルを買うか、Wi-Fiモデルを選ぶか

 iPadの購入を考えるとき、まず悩むのは3G+Wi-Fiモデルを選ぶか、Wi-Fiのみのモデルを選ぶかという問題。3G版であればいつでもどこでもネットを使えるが、すでに携帯電話やiPhone、パソコン用のデータ通信端末などを持っている人には二重三重の出費となってしまうからだ。

 そこで今回は、Wi-FiモデルとモバイルWi-Fiルーターを組み合わせて使う実験をしてみた。モバイルWi-Fiルーターとは携帯型の無線LANルーターのこと。通信事業者の携帯ネットワークを経由してインターネットにつながり、iPadだけでなくノートパソコンやゲーム機など無線LAN接続機器に幅広く使える。

 モバイルWi-Fiルーターはイー・モバイルの「Pocket WiFi」が先鞭をつけたが、日本通信がSIMフリーの「b-mobileWiFi」の出荷を5月24日に開始し、さらにNTTドコモ向けの「ポータブルWi-Fi」(バッファロー製)も6月に発売になる予定だ。UQコミュニケーションズの高速通信サービスであるモバイルWiMAXも、USBデータ端末「MW-U2510」と「URoad-5000」を組み合わせて使えば、持ち運びできる無線LANルーターとして機能する(単体でWi-Fiルーターとして使える製品もある)。

 この4社のモバイルWi-Fiルーターを集めてiPadと接続し(3G回線はオフ)、実際の速度を比較してみた。場所は東京・新宿で、iPad用アプリケーション「SpeedtestX HD」を使って全10回測定して平均値を出した。

 まず、ソフトバンクモバイルの3G回線を使った実験では、平均値で毎秒1.95メガビット(Mbps)という速度が出た。実際の使用には全く問題のないレベルだ。

 次に試したのはイー・モバイルのPocket WiFi(D25 HW)。モバイルWi-Fiルーター市場を作ってきたパイオニアだけにユーザーも多い。iPadと組み合わせると、平均1.59Mbpsという数値となった。ソフトバンクモバイルと比べても少し遅い程度といえる。

 日本通信のb-mobileWiFiは、同社のプリペイドSIMカード「b-mobileSIM」を使った。月額2500円程度と低価格なうえ、NTTドコモの3G回線を借りているからドコモと同じエリアで使える。ただし、安い分、速度制限をかけており、だいたい毎秒300キロビット(Kbps)超までしか出ないようになっている。

 実際に試しても、やはり平均値は328kbpsという結果だった。使ってみて気になったのは地図の表示で、3Gと比べればかなり遅い。iPhoneなど画面が小さい端末なら問題ないだろうが、iPadの大画面となると無視できない遅さだ。安さをとるか速さをとるかは悩ましいところである。

 NTTドコモ向けのポータブルWi-Fiは平均2.74Mbpsという結果。モバイルWiMAXはさらに速く平均3.25Mbpsだった。ただし、モバイルWiMAXは屋内では場所によって速度が遅くなることもある。エリアの整備が進んでいるものの、屋内で利用する頻度が高い場合はあらかじめ電波が届いているかを確認したほうがいい。

 モバイルWi-Fiルーターは端末と一緒に持ち歩くため、サイズも比較のポイントになる。イー・モバイルや日本通信は筐体のサイズが小さく、NTTドコモ向けのポータブルWi-FiやモバイルWiMAX用のURoad-5000はそれよりやや大きい。

 また、URoad-5000は専用の充電ケーブルが必要で、いざという時にパソコンのUSBポートなどから充電できないから注意が必要だ(他はいずれもminiUSBタイプの端子を備える)。

 もちろん余裕があれば、3Gモデルを選ぶに越したことはない。ただ、ノートパソコンを持ち歩くことが多いユーザーであれば、パソコンとiPadでモバイルWi-Fiルーターを共用してネットにつなぐといったこともできる。最近は公衆無線LANサービスも低価格化しているので、月々の支払額と使い方をよく考えて選ぶといいだろう。

Posted on 5月 26, 2010 at 11:55 午前 |

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