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2009.05.22

090522 「はやぶさ」の全天周映画公開中

090522_hayabusa いささか旧聞で申し訳ありませんが、気になっていたので備忘録のつもりで、5/17の/.jpの記事を転載させていただきます。
 「はやぶさ」の全天周映画公開中
 これは、 今から6年前、2003年5月に打ち上げられた小惑星「イトカワ」の探査船の物語です。
 この探査船の目的は、「イトカワ」に着陸し、岩石等のサンプルを採取し、地球に持ち帰る、という事だそうです。
 現在、小惑星の岩石サンプル採取に成功し、地球への帰還途上にあって、順調にいけば2010年6月にはミッションを完了する予定です。

 すごいのは推進や姿勢制御にはロケットを使わないでイオンエンジンという電気推進で行ない、すでに何万時間も稼働していること。また、小惑星「イトカワ」は1AU~1.7AU(天文単位/太陽と地球の平均的距離、1億5000万キロメートルを1天文単位という)も先にあって、地球からの操作ではコントロール不可能なため、着陸や離陸は探査船が自ら判断して実験を進める、とありますから、ウォーリーみたいにけなげ(?)で、壮大なロマンが感じられます。

 中之島の大阪市立科学館は隣が国立国際美術館なので場所はよく知っていますが、いい年をして足を踏み入れるのもと、今まで入ったことがありませんでした。小学生の頃は親爺に連れられて当時四つ橋にあった電気科学館へ年2回くらいはプラネタリウムを見に行ったものです。
 映画は毎日、13時からの一回だけだそうですから、5/30日か31日に是非行ってみます。

「はやぶさ」の涙ぐましい活動状況はWikipediaをご覧下さい。  

【/.jp の記事】
「はやぶさ」の全天周映画公開中

hylomによる 2009年05月17日 3時26分の掲載
宇宙をスクリーンに部門より。
funakichi 曰く、

小惑星探査機「はやぶさ」のミッションを解説した全天周映画『HAYABUSA ―BACK TO THE EARTH―』が、4月1日から大阪市立科学館プラネタリウムホールで上映されているそうだ(PRONEWSより)。また、日立シビックセンター天球劇場や府中市郷土の森博物館でも上映されるという。

HAYABUSA ―BACK TO THE EARTH―は4096×4096画素のフルCGで、上映時間は43分におよぶ。記事によると、映像データの巨大さゆえのデータ共有の制限や、3Dモデルが巨大で32ビットアドレス空間でまかないきれないなどの苦労があったようだ。それゆえか、記事とともに掲載されているダイジェスト映像でも、イトカワのレンダリングの出来栄えはまさにそこに行ったかのような説得力を感じた。ぜひ、全天周映像で見てみたいものだ。どなたか、既にご覧になった方があったら感想が聞きたい。

――それより、JAXA的には「はやぶさ」はやっぱり「彼」なのね、というところも気になったタレコミ子であった。



Hayabusamusesc_sampling【HAYABUSA movieより 「はやぶさ」】
「はやぶさ」とは?
小惑星探査機「はやぶさ」
2003年5月に打ち上げられた、日本初の小惑星探査機。
コードネームはMUSES-C。MUSESは、技術試験を意味する符号で、新しい技術をテストするための挑戦的な探査機である。試験目標として、星の王子さまのふるさとのような小惑星イトカワの探査が選ばれた。試験はイトカワに着地し、サンプルを採取、地球に持ち帰るまでを行う。成功すれば、技術的成功のみならず、月以外の石を地球に持ち帰る、はじめての例となる。また「はやぶさ」には、公募された88万人の名前が刻み込まれており、その名前と思いをのせて宇宙を飛んだ。

はやぶさの重量は 500kgで、気象衛星ひまわりの2.4トン、スペースシャトルの70トンに比べ、小さな探査機である。しかし、はやぶさは、数々の挑戦が行われている先進的な探査機である。

第1は、電気推進(イオンエンジン)である。
通常、ロケットは火薬や燃料を燃焼させ、その反動で進む。パワーは絶大だが、燃焼できる時間は数分間と短く、いったん軌道を決めたら、変更は困難である。また、パワーに耐えられる強靱な船体が必要である。一方で、電気推進は、電気の力でガスを噴出する。パワーは小さいが、長時間エンジンを稼働させることができる。実際「はやぶさ」は、数万時間というエンジン稼働を記録し、いまも更新中である。

第2は、全自動制御である。
はるか数千万キロメートル彼方では、指令が届くのに数分かかる。着陸は探査機が自ら考え、判断することが求められる。

第3は、小惑星の精密探査である。
これの結果は、世界的な科学雑誌サイエンスを一冊特集にするほどの成果をあげた。

第4は、小惑星の着陸と離陸である。
着陸は、米国のニア・シューメイカー探査機に先を越されたが、離陸は史上初であり、これを成功させている。

第5は、小惑星サンプルの採取。「星の王子さまのふるさと」の石をとって帰ること。

第6は、地球に帰還し、大気圏にカプセルを投入、サンプルを無事回収することである。

以上のうち、ひとつでもなしえれば、前人未踏である。
しかも、はやぶさはすでに、1~4までを成功させている。ここまでで、100点満点の250点を獲得といっていい。5,6がなされればさらに成果があがる。

はやぶさは、 2010年6月、サンプルが入っていると期待されるカプセルを分離し、オーストラリア中部のウーメラ砂漠に軟着陸させる。
一方、本体は地球大気圏に突入し、分解し燃え尽きる予定。

参考: JAXA小惑星探査機はやぶさ 【WEB http://www.isas.ac.jp/j/enterp/missions/hayabusa/



090522_itokawa【HAYABUSA movieより 「イトカワ」】
「イトカワ」とは?
小惑星「イトカワ」
太陽のまわり、地球と火星の軌道を横切りながらめぐる、直径500mほどの小さな天体。
表面の重力は地球の10万分の1とはるかに小さい。

イトカワがどのような姿をしているのか、事前にはまったくわからなかった。

はやぶさの接近で見られたイトカワの姿は、多数の岩がゴロゴロする異様な光景であった。

イトカワは、米国のリニアーチームによって 1998年に発見され、小惑星 1998 SF 36 の符号がついた。その後正式名称として小惑星名前は、ペンシルロケットの成功などで、日本のロケット開発の父といわれる、糸川英夫博士にちなむ。さらに、はやぶさは、獲物をとらえて帰還する猛禽類のイメージとともに、糸川英夫が設計した隼戦闘機にもちなんでいる。


Posted on 5月 22, 2009 at 12:05 午後 |

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