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2009.02.02

090202 揚げないポテトチップス

 今日の日経 BPnetに
 「揚げないポテトチップス」で競合多いスナック市場に参入 サッポロファインフーズの「ポテかるっ」 2009年1月30日

という記事があります。
090202_potekaru 「ポテかるっ」は油で揚げず、遠赤外線で焼き上げる独自の方法で製造しているのが特徴。油分を72%削減し、1袋食べても摂取カロリーは138kcalにとどまるという。味は「うすしお味」と「あらびき黒胡椒味」の2種類。希望小売価格は150円。

 とありますから、これは画期的です。
 2、3年前から火を使わないオーブンレンジとか、水を使わない洗濯機とか、過去の常識を覆すような新しい発想の商品が市場を賑わすニュースを見かける機会が増えましたが、さしずめ油を使わないポテトチップスという新しい発想の商品です。

 記事にもある通り、従来から油で揚げていないポテチというのはありましたが、すべてマッシュポテトベースの粉末ジャガイモを固めて作る製法だったのを今回はサイコロ状のイモそのものを圧縮・熱加工して作っているそうなので食感がポテチに近いとか。
 これはコンビニに走るしかありません。でも、首都圏から発売とありますから、神戸で買えるのはいつのことでしょう。

 ロッテリアの産地直送ポテトも今のところ東京都内だけで発売だそうですから、各メーカーは東京での評価を受けて全国版に拡大するのが定法になっているようですね。でも、昔からイモ蛸南京は女性の大好物ですし、ポテトは男性でもビールのアテに好む人が圧倒的に多いのですから、もっと積極的に販売網を広げても間違いはないと思います。

 「揚げないポテトチップス」で
競合多いスナック市場に参入
 サッポロファインフーズの「ポテかるっ」 2009年1月30日
(聞き手:小林 佳代)

 サッポロホールディングス傘下のサッポロファインフーズは2月23日、首都圏地区のコンビニエンスストアでポテトチップス「ポテかるっ」を発売し、スナック市場に参入する。
 「ポテかるっ」は油で揚げず、遠赤外線で焼き上げる独自の方法で製造しているのが特徴。油分を72%削減し、1袋食べても摂取カロリーは138kcalにとどまるという。味は「うすしお味」と「あらびき黒胡椒味」の2種類。希望小売価格は150円。
 サッポロファインフーズは2008年3月の設立で、今回が初の商品発売となる。3月2日からはコンビニエンスストア以外のチャネルでも販売を始める。「ポテかるっ」の特徴やスナック市場参入の背景などをサッポロファインフーズの酒見謙三社長、荻野芳則取締役総合企画部長に聞いた。

── 最初に「ポテかるっ」の特徴を教えてください。

酒見 何と言っても、最大の特徴は油で揚げていないことです。通常のポテトチップスは油で揚げるため、重量の半分以上を油が占めます。「ポテかるっ」の場合は、遠赤外線で焼き上げているので、従来のポテトチップスに比べ、油分を72%削減できます。非常に軽い、今までにない食感に仕上がっています。ノンフライですから、当然、摂取カロリーも少ない。1袋食べても138kcalに抑えられます。

 我々は大手企業もひしめくポテトチップス市場に新規参入します。既にある商品と同じようなものを開発しても、太刀打ちできません。新しく、楽しく、自然な食生活が楽しめる商品を提供することを念頭に、従来なかったポテトチップスとして、この「ポテかるっ」を開発しました。

サクッ、フワッとした独特の口当たりを実現

── 油で揚げない製法はどのように確立したのですか。

酒見 サッポログループのサッポロ飲料が出資していた大分県の食品会社・ユニバースフーズが特許を持っているノンフライ製法の使用許諾契約を結び、その技術・ノウハウを使っています。

── 具体的には、どのような製法なのでしょうか。

荻野 通常のポテトチップスは、1mm程度にスライスしたポテトを油で揚げて、味付けして作ります。「ポテかるっ」の場合は、原料にサイコロ状にカットした乾燥ジャガイモを使用します。これにいったん加水し、特殊な機械で高温高圧をかけ、水分を蒸発させます。「膨化」という工程なのですが、この工程を経ると、ジャガイモがふわっとします。これに味付けし、遠赤外線で焼成し、製品に仕上げます。遠赤外線の持つ電磁波の効果で、内部から自己発熱し、水分が飛びます。それによって、サクッ、フワッとした独特の口当たりになります。

── 今までも、「油で揚げていない」ことをうたったスナック菓子はありましたが、「ポテかるっ」はどういう点が違うのですか。

酒見 「揚げない」製法で作ったポテトスナックは、海外にも国内にもあります。これらのものは、原料がフレークポテト、つまり粉で、その粉を成形して、焼いているケースが多いのです。「ポテかるっ」は乾燥ジャガイモ自体を使って作っているので、素材そのものの味が楽しめます。

メーンターゲットを大人の女性に設定した

── 油で揚げていないけれど、「ノンオイル」ではないのですか。

荻野 味付けする際、オイルスプレーをかける工程があります。口当たりを良くしたり、しっかり味がなじむようにするためです。

 「ノンオイル」と表示するためには、添加するオイルが本当に微量でなくてはなりません。技術的には不可能ではないと思います。ただ、スナック菓子の本質的な価値は「おいしい」ことです。おいしさを担保した上で、プラスアルファの価値があってこそ、差別化できる。おいしい、食感がいい、油分が少ない……。お客様が求める価値のバランスを取りながら、製品に仕上げるということで、現在のスタイルとなっています。

── ターゲットとしているのはどういう顧客層ですか。

荻野 開発段階で、「低脂質ポテトチップス」がどのように受け入れられるか、調査を行いました。油で揚げない、油分をカットしている、カロリーが低いといった特徴を示し、購入意向を調べたところ、全体の8割は「買いたい」、中でも、2割以上が「非常に買いたい」と答えました。「非常に買いたい」という回答が2割を超えるというのは、あまり例がないそうです。

 女性で、年齢が高くなるほど、また、ポテトチップスを食べる頻度が多いユーザーほど、「買いたい」「非常に買いたい」という回答が増える傾向にありました。そこで、「ポテかるっ」は25~44歳の女性をメーンターゲットと据えています。

後発の「ポテかるっ」は普通のポテトチップスとどう違うかを伝えることがカギになる。次回は、大人の女性に向け、パッケージや広告に施した工夫などを聞く。

小林佳代
1967年東京都生まれ。1990年慶応義塾大学法学部政治学科卒業。同年日経BP社に入社。「日経ビジネス」記者などを経て2001年に退社、フリーに。現在、「日経ビジネス」、「日経ビジネスアソシエ」、「日経エコロジー」など、主に経営・ビジネス関係の媒体で執筆中。

Posted on 2月 2, 2009 at 04:27 午後 |

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