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2008.10.01

081001 次はレーザープロジェクターの時代

081001_projector パソコンやTVの表示画面をスクリーンに投影するプロジェクターは12年くらい前には当時ノートパソコンが40万円前後だったのに、プロジェクターは70万円もしていました。
そのため会社でも本社や東京支店など大きな拠点で1台、2台の購入に留まっていつも貸し出し予約されていたのを思い出します。VGA(640×480)から少しずつ解像度が上がってSVGA(800×600)、XGA(1024×768)へとパソコンの表示画素が増えるに従ってプロジェクターの表示能力も上がっていきましたが、価格は常に70万円前後でパソコンのように解像度が上がっても値段は下がって値崩れする様子は全くありませんでした。
この5年くらいは家庭でのTV画面の大型化に伴い、比較的安価に大画面が楽しめる液晶プロジェクターが普及しだしたため、パソコン接続の液晶プロジェクターもようやく20万円~40万円、ものによっては10万円台で購入出来るようになっています。

しかし、いままでのプロジェクターは光源に高圧水銀ランプを使うために発熱と消費電力がネックになっていました。
それが最近の記事では光源をLEDランプに変えて筐体の小型化と発熱を抑えたプロジェクターがぼつぼつ普及しつつあるようです。
今日の記事では更に進んでレーザーを光源としたプロジェクターが発売されるようです。記事によると焦点を合わす必要が無いため、凹凸のある衣服とかに投影しても画像のピント合わせは不要だそうで、大きさもマッチ箱(死語?)くらいになるそうですから、5万円程度ならかなり普及するでしょう。

携帯にも内蔵する予定と書かれていますが、ここまで来ると、何れはノートパソコン内蔵も視野に入ります。
ノートパソコンはiPhoneやWillcom W-ZERO3のようなPDA・スマートフォンとの壁が段々無くなりつつありますが、PDAの最大ネックは表示画面が小さいこととキーボードです。一方のノートパソコンでもNetBookが普及してきましたが、やはり画面表示と小型化の矛盾を抱えています。

また、無責任な予測になりますが、NetBookのような小型ノートにこのレーザープロジェクターを内蔵出来れば、少人数でのプレゼン以外にも、個人で使う場合に手近な壁やノートなどに高解像度で投影してパソコンのディスプレイ替わりにするといった用途が出てくると思います。
あとはキーボードと電池の将来形がどうなるのかです。

【追記】
プロジェクターの未来像を予測したら、同様の記事を戸田 覚氏も今日の日経BPに書かれていました。
戸田 覚のPC進化論【戸田覚がCEATECで思案中】
モバイルプロジェクターの世界が見えてきた!
 『今のディスプレイの制約をブレイクスルーするのは、電子ペーパーやら折りたためる液晶かと思っていたが、もしかしたらプロジェクターによる投影が真打ちなのかもしれない。』

【追記2】
戸田さんの記事を読みながら、考えついたことですが、Star Wars EpisodeⅣの最初にレイア姫がオビワン宛のメッセージ3D画像をロボットに取り込ませるシーンがあって、四半世紀も前のことですからビックリしましたが、現代では3Dでの投影が実用化されつつあります。
ということは、文字情報であっても別に投影するのにいちいちスクリーンを用意しなくても、キーボードの前の空間に3Dで浮かび上がらせて表示することが可能になりそうな気がします。そのためにはもちろん光源が2箇所以上必要でしょうが、ある程度の幅があるNetBookパソコンなら光源を2箇所確保することはそれほど難しくないでしょう。
どんどん夢がふくらみます。
【参考記事】
情報空中表示装置なんていうのもあります。
空中に文字や立体映像を表示できる装置

風と海と空と星が大好きな技術者の日記には、YouTubeに分かりやすくてすごく面白い表示装置紹介のデモ映像があります。

http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0809/30/news078.html
ITmedia ニュース
CEATEC JAPAN 2008:
ポケットサイズ、フォーカス調整いらずの“次世代レーザープロジェクタ”

光源にレーザーを採用したプロジェクタは、ポケットサイズでフォーカスの調整も必要ない。CEATECで見かけた2つの試作機を紹介しよう。 2008年09月30日 17時08分 更新

 重さが数百グラムの小型プロジェクタが増えてきた。携帯電話のような形状の独3Mの「Mini Beamer」や、米Dellが販売する手のひらサイズの「M109S」などだ。国内でも、海連の「X Pro920」や加賀コンポーネントの「KG-PL105S」など小型の製品が続々と発表されている。

 これらのプロジェクタは、光源に高圧水銀ランプではなく、LEDを採用している。LEDプロジェクタは消費電力が低く、静音性が高く、ランプ寿命が長いといったメリットがあり、本体サイズも小型だ。これで輝度がもっと高くなれば完璧なのに……などと考えていた矢先に、CEATEC会場で“LEDプロジェクタを上回るかもしれない”「レーザープロジェクタ」を見かけた。

フォーカス調整の必要なし、色再現性も高いポケットサイズプロジェクタ
 そのレーザープロジェクタは、米Microvisionの「Pico Projector SHOW」の試作機。赤/緑/青の3色のレーザーを、極小サイズのミラーに当てて反射させ、投影する。レーザープロジェクタは、光源ランプからの光を液晶パネルに透過させるLCDプロジェクタや、ミラーに反射した光をカラーホイールに当てて色付けするDLPプロジェクタと異なり、3色のレーザーを強度変調しプリズムで混色して色調を再現する。Pico Projector SHOWの色域はNTSC比で150%で、通常のLCDやDLPなどの方式に比べて色再現性も高いという。

 レーザー光はレンズを通さず投影されるため、スクリーンとの距離を変えても常にピントが合っている状態で、フォーカスを調整する必要がない。凹凸がある壁や布などの平面以外に投影するような使い方もできる。

 試作機の解像度は848×480ピクセルで、輝度は10ルーメン。電源はリチウムポリマーバッテリーで、1回の充電で約1.5時間の連続使用が可能だ。外部インタフェースはアナログRGB/コンポジット/S-ビデオ/USBで、USB経由の場合はバッテリー充電もできる。製品はスタンドアロンのモバイルプロジェクタとして発売するほか、携帯電話などに内蔵される予定だという。

“たばこの箱サイズ”の試作機は製品版では“マッチ箱サイズ”に
 レーザープロジェクタやバーコードレーザースキャナに使われるMEMSミラー(極小の電子機械部品を用いた駆動ミラー)「エコスキャン」を開発する日本信号のブースでも、レーザープロジェクタの試作機を発見。こちらもたばこの箱ほどのサイズと小型だったが、製品化されるまでにはさらに小さくなり、マッチ箱程度の大きさになる予定だという。

 小型、軽量、フォーカスフリーと非常に魅力的に思えるレーザープロジェクタだが、日本信号によれば、「コストなどの問題から、国内での発売は2010年頃。価格は同サイズのLEDプロジェクタと同じくらいになるのでは」とのことだった。近い将来、プロジェクタを自由に持ち運び、スクリーンのないところでどこでもプレゼンが始められる日が来るのかもしれない。

Posted on 10月 1, 2008 at 01:01 午後 |

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