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2007.11.13

071113 SaaSって?:新しい商機

SaaSというのはSoftware as a Serviceの略だそうです。
Wikipediaによれば、ソフトウェア機能をインターネットを通じて「サービス」として提供し、月額使用料というような形で収入を得る事業モデル
 とありますから、お客様の望むサービスを望む時に提供する、商売の基本をインターネットの仕組みを利用してリアルに提供することですね。

以下は、昨日ケチを付けた日経ITproの記事ですが、今日はまともな先見の眼です。
Nikkeiitpro◆記者の眼◆
◆“次のアマゾン”,リアーデンを知っていますか?

現在,米国で「次のアマゾン・ドット・コムになるのでは」と期待されているベンダーがいる。企業向けの調達サービスを展開するリアーデン・コマースだ。SaaSベンダーの注目株でもある。( 安東 一真=日経コンピュータ )

来年には日本にも上陸するという記載も見えますから、日本での展開が楽しみです。
こういったサービスは、個人向けに普及すればマンション住まいの共働きの夫婦や独身者にとっては、有り難いですね。
今でも、宅急便の代行受取や、銀行や役所への届けなど勤務中に抜けるわけにはいかない庶務的な用事って意外に多いので社内でも社外でもよいから代行サービスがあったらよいなとよく思います。
コンビニに宅配ポストを置くサービスなんかもありそうですが、なかなか普及しないのは何故でしょう?

リアーデンの場合は、個人ではなかなか探しきれない運送費の安い宅配便屋を探したり、安い航空券チケットを探したりする手間を省き、インターネットを利用して多方面の情報を集約して比較表の形で一覧表示し、同時にその画面から申し込みも出来るようにしているようです。
別の画面ではグルメの絞り込みや地図表示、予約までかゆいところに手が届くサービス内容です。
アイデア次第でいろいろな局面でのサービスが可能ですから、顧客ニーズをいかにうまく捉えるかで大きな商機が生まれる好例です。
企業としての収益は、広告やサービス紹介手数料による収入で、googleなどと同様、スポンサーが負担するのは効果に比例した経費になります。

Nikkei_saas
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20071109/286830/?P=1&ST=saas

“次のアマゾン”、リアーデンを知っていますか?

 現在、米国で「次のアマゾン・ドット・コムになるのでは」と期待されているベンダーがいる。企業向けの調達サービスを展開するリアーデン・コマースだ。ソフトウエアをインターネット経由でサービスとして提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)ベンダーの注目株でもある。

 同社は2007年に入って本格サービスを開始したばかりだが、2007年の前半だけでユーザー数を約30倍の約600社に増やした。ユーザーは、英グラクソ・スミスクラインや米モトローラ、米ワールプールといった名だたる大企業から社員数十人の中小企業までさまざまだ。同社のダン・フォード プロダクト・マーケティング・ディレクタは「年内には1000社に達する見込み」と語る。

 企業向けで足場を固めた後、いずれは個人向けサービスに参入するのが同社の目標だ。そこで「次のアマゾン」を目指す。そんなリアーデンのサービスとは、どんなものだろうか。

調達コストを年数百万ドル削減
 リアーデンは、社員が仕事で必要なサービスを調達するためのポータル・サイトである。出張のために航空券やホテルを予約したり、宅配便を手配したり、Webコンファレンスを予約したりするといったサービスを提供する。

071113_saas_rearden 宅配便の例で説明しよう(写真1)。リアーデンのサイトにアクセスし、あて先や荷物の種類を選べば、事業者ごとの料金体系を表形式で一覧できる。急ぎの荷物といっても、冷静に判断すれば、料金の安い翌日午後着のサービスで問題ないかもしれない。「料金を目の前に示されると、社員は自ずと安いほうを選ぶもの」(フォード・マネージャ)。これでコストを節約する。

 例えばグラクソ・スミスクラインは2005年末からリアーデンのサービスを利用し、年間数百万ドルのコスト削減を達成したという。同社は、宅配便のほか、航空券、ホテル、レストラン、役員用のリムジンの手配などさまざまサービスを利用している。

 同社のような大企業にとっては、大口契約によるコスト削減効果もある。宅配業者やホテル・チェーンなどとディスカウント契約していれば、その料金を自動的に社員に提示する。これを利用するとコストが自然と下がる。

13万超のサービスを選べる

 「リアーデンのサービスは、SaaSとマッシュアップが広がってきた今でなければ実現できないサービス」とフォード・ディレクタは言い切る。

 リアーデンのサイトでは、3万7000店のレストランを含む13万7000社のサプライヤからサービスを調達。サービス事業者とはすべて、インターネット経由のWebサービスAPIを用いてマッシュアップしている。

 これにより、刻々と変わる空席や価格の情報を社員に提供できるようにする。具体的には、3万店以上のレストランを予約できる「Zagat Survey」などのサイトとつなぎ、効率的にサービスを提供している。

 リアーデンには「アマゾンやグーグルにもそん色のない使いやすいインタフェースを実現している」(フォード・ディレクタ)というWeb2.0的な特徴もある。「社内だからと言って使いにくいシステムはもう使ってくれない」とフォード・ディレクタは強調する。
071113_saas_rearden2 リアーデンのサイトでは、Ajaxなどの最新技術を採用している。ホテルやレストランなら、マッシュアップしたGoogleマップで場所を確認しながら予約できる(写真2)。

 リアーデンの料金は、企業が調達するサービスの総額を基にした年額制である。このため企業規模に関係なく導入しやすいという。来年以降に欧州や日本での展開を予定している。

「オンライン・パーソナル・アシスタント」が目標

 リアーデンは企業向けのサービスとして出発したが、いずれは個人向けサービスに参入する。個人のあらゆるサービス調達を支援する「オンライン・パーソナル・アシスタント」を目指す。それが最終目標だ。

 個人向けには無料でサービスを提供し、サービス事業者から手数料を得る。現在は企業からの収入が大きいが、いずれは手数料が上回るようにする計画である。

 個人向けには広告ビジネスを積極的に展開する。リアーデンはスケジュール管理やアドレス帳といったPIM(個人情報管理)機能を持つ。そこには、ユーザーがいつ、どこに行って、どのレストランで食事を取るかといった情報が蓄積される。航空機の座席の好みといった情報も登録してある。企業向けに実際にサービスしている機能だ。

 例えば、ある日、成田空港の50番ゲートにユーザーが降り立つとする。その2階下には、スターバックスがある。リアーデンは、スターバックスに対して、このユーザーの携帯電話に100円のクーポン券を配る広告を持ちかける。つまり、ユーザーのコンテキスト(時間や場所)に合わせた広告の展開が可能になる。Googleなども、まだ実現できていない新しい形の広告サービスだ。

 リアーデンには、ユーザーがコンタクトを受けたいデバイスとして、オフィスの電話や、携帯電話、携帯情報端末など、日時に合わせて好みのものを登録する機能がある。もちろん「会議中はコンタクト禁止」といった設定もできる。「将来的には、モバイル向けのサイトも立ち上げたい」(フォード・ディレクタ)という。

 ロングテールの広告展開も有望だ。大阪駅のターミナル・ビルの有名美容院で、得意客のキャンセルが出たとする。予約は今日の午後4時から。いまから、その予約を埋めるのは絶望的だ。そこでリアーデンに広告を打つ。今日の午後、大阪駅近くにいるオシャレ好きの女性に対して、「今日の4時から、カリスマ美容師によるカットが半額!」。こんな具合だ。

 個人のスケジュールや好みを学習し、コンテキストに合わせた最適なサービスを提供するという試みは、これまで何度も実行され、失敗してきた。IT業界に10年以上いる方なら、業界に旋風を起こして消えていった「ゼネラル・マジック」というベンダーを懐かしく思い起こすかもしれない。SaaSとマッシュアップという新技術の登場によって、そのサービスがようやく現実味を帯びてきた。
(安東 一真=日経コンピュータ)  [2007/11/13]

Posted on 11月 13, 2007 at 10:43 午前 |

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