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2006.08.08

060808 ダン・ブラウンの本

Photo_4 「ダ・ヴィンチ・コード」は5/20から映画が封切られるので何とかその前に読んでおこうと、角川文庫の発売と同時に購入しました。
 わずか2日間の出来事なのに、舞台はルーブルからロンドンへとめまぐるしく変わるし、何となくフランスとイギリスの名所巡りのようで、その後旅行ツアーが色々企画されたのもうなずけます。
 映画は二度見ましたが、本を読んでいなかったら、とても画面について行けなかったと思います。本の方も文庫本の豊富な写真だけでは飽きたらず、ほとんど各ページに写真や画像が挿入されたビジュアル愛蔵版まで買ってしまいました。

Photo_1 「天使と悪魔」は6/8に文庫本が発売されたので即日購入して読み始めました。
 こちらは、文庫化と同時に映画「ダ・ヴィンチ・コード」と同じくトム・ハンクス主演で映画化が決まりましたから、2ヶ月たった今でも書店で平積みされていますのでご存じの方も多いでしょう。
 きよもりはこの頃から東京へ行く機会が増えたこともあって本を読む時間が増えました。
 最先端科学と宗教との相克を縦糸に、ガリレオベルニーニという17世紀イタリア・ローマの科学者と建築家・彫刻家を横糸に織りなすスピード感あふれる展開は一気に読ませます。こちらの方はヴァチカンの教皇選挙と反物質という相反する話題を組み合わせて、読者を引っ張り込む筋立ては、並の作家ではありません。この本を読み終えてから映画つながりで「ブレイブ・ストーリー」を読みましたが、何となく蘊蓄の差を感じましたね。
 もっと驚いたのは、「天使と悪魔」のヴァチカンのサンピエトロ大聖堂、イルミナティという秘密結社、ベルニーニの彫刻などの記述は微に入り細に穿っていますし、著書の前書きには「この本の内容はすべて事実に基づいて書かれている云々」と明記されているのですべて本当のことかと思っていましたが、その後本屋で見つけた「天使と悪魔の『真実』」(竹書房文庫)を読むと、真実と虚構を作者の見事な語り口で完璧な筋立てにされていることを知りました。
 このあたりは現代の語り部とか嘘部とか言われた故・半村良氏の伝奇小説を思わせます。学生の頃に読んだ「産霊山秘録(むすびのやまひろく)」では本当にこの山があるかと思いましたから・・・
 「天使と悪魔」は「ダ・ヴィンチ・コード」より面白かったという人が5人に一人いるそうですが、きよもりも同意見です。これが映画になったらやっぱり封切り日に見に行くでしょうね。

 
Photo_2 「パズル・パレス」はダン・ブラウンの処女作で、原題は「Digital Fortress」で迷宮がよいのか、電脳要塞がよいのかは好みが分かれるところでしょうが、映画になるとしたらパズル・パレスの方が語呂がよいかも知れません。
 文庫本を2つとも読み終わって、しばらくは我慢していましたが、前述の「天使と悪魔の『真実』」を読んで、この作家の並々ならぬ知識の深さと広範さにますます惹かれました。結局7/25に書泉で大枚3600円も払ってハードカバーの「パズル・パレス」を買ってしまいました。
 こちらは一転、コンピュータとウィルスが主役ですが、原書は1998年の刊行ですから今でこそインターネットやウィルスは日常化していますが、Windows95が発売されて漸くインターネットやパソコンが市民権を得始めた時期にすでに現在のウィルスや情報漏洩の混迷する状況を予測するような内容に米国の国家安全保障局と暗号を絡ませてやはり丸一昼夜の時間をスピードあふれる展開で描き切っています。
 面白いのは最先端の電子計算機やウィルスを扱いながら、スペインのセビーリャ大聖堂やパンク・ロックまで登場してきて読者のイメージをふくらませてくれますし、大聖堂の描写は「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」の寺院内でのドタバタ劇(失礼?)の原型がここにあるようです。

 
Photo_3 「デセプション・ポイント」は第2作の「天使と悪魔」と「ダ・ヴィンチ・コード」の間に刊行された著者の第3作でこちらは、米国大統領選挙が中心らしいですが、昨夜買ったばかりですからこれからです。
 書泉にはダン・ブラウンの半生を紹介した「『ダ・ヴィンチ・コード』誕生の謎」(角川書店)という暴露本みたいな題名とは関係ないまじめな本もありましたから、今日はこちらから読み始めようと思います。
 見出しを見ると「ダン・ブラウン」は元々高校の英語教師だったそうですね。驚くのは作詞作曲の才能まであって、「天使と悪魔」というCDまで出しているのだとか・・・

Galileo_galilei
Gian_lorenzo_bernini
Sevilla

Posted on 8月 8, 2006 at 07:59 午前 |

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