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2004.07.05

040706 7/3、4 山歩仲間番外編31回:友ヶ島岩場巡り

040703_04_tomogashima

山歩仲間番外編第31回/友ヶ島岩場巡り、島内散策
日 程:平成16年7月3(土)~4日(日)
参加者:6名
 一泊組/UOさん、AOKさん、きよもり
 日帰組/YNTさん、MYGさん、AOMさん

【写真】
Googleフォトの写真アルバム(2017/3/6追加)
040703_04 友ヶ島・行場廻りと砲台跡、灯台
040703_04_tomogashima13

行 程:(一泊組)
7/3(土)
 晴れ 王子公園6:25⇒AOK車⇒7:30和歌山IC⇒8:25加太港(全員集合)9:00⇒友ヶ島汽船⇒9:21野奈浦桟橋(友ヶ島港)桟橋9:28→9:40南垂水キャンプ場(幕営・デポ)10:10→10:40亀ヶ崎10:50→11:00虎島下(岩場ルート、一般ルートの分岐/YNTさん達と分かれる)→11:22序品窟(じょほんくつ)→11:40岩場のへつり開始→12:20スラブ40m→12:30懸垂下降→12:50観念窟(60mスラブ下)→13:20東の覗き(60mスラブ上・役行者像)→13:25第6砲台跡(昼食)14:15→14:55深蛇池(リンゴ)15:23→15:35第4砲台跡15:42→15:56南垂水キャンプ場16:10→16:30野奈浦桟橋(魚釣り)19:45→20:00南垂水キャンプ場(20:00夕宴、22;00就寝)

040703_04_tomogashima48加太港より出帆
 友ヶ島汽船は、現在は民営になり往復¥2000、この日は、100名ものハイキングの団体が一緒になり、乗船できるのか心配しましたが、船内は意外に広く150名くらいは乗れそうです。

040703_04_tomogashima01渡船にてAOMさん、MYGさん
 今日は、岩のへつり組と、島内探検組に分かれますが、やはり女性が一緒だと何となく華やいだ雰囲気でウキウキします。

040703_04_tomogashima02渡船から目的の観念窟の45度の岸壁
 渡船は、虎島の前を北側から回り込みます。虎島の東面は40~50mのスラブが折り重なるように遠望できます。

040703_04_tomogashima49近づく友ヶ島
 神島は濃い緑に包まれいかにも神が宿るような雰囲気です。

040703_04_tomogashima50野奈浦桟橋に到着
 桟橋に降りた団体客100人は島の西にある灯台の方へ向かうのだと思います。横を歩くUOさんが可愛く見えます。

040703_04_tomogashima51桟橋の停泊船
 桟橋は岩の多い島の周りにあって、岩が少なくて深くなっていますから、絶好の釣り場になっています。

040703_04_tomogashima03キャンプ場にて、設営完了
 重い荷物を担いできましたが、ここでテントを張って、荷物を投げ入れ、空身に必要装備だけ入れたサブザックで心も軽く出発です。

040703_04_tomogashima04幅3mの軍用道路
 戦中に各要塞間を連絡するための道が整備されました。小さな島の割には、沖の島の西の灯台から東の虎島への渡り廊下の手前まで、立派な道が出来ています。
 しかし島には、数台の車しかありませんので、このように横になって談笑しながら歩けます。

040703_04_tomogashima05虎島への下り道
 虎島にも一つ要塞がありますので、軍用道路が通じていましたが、自然の力には勝てず、道も大きくえぐれていました。

040703_04_tomogashima06閼伽井跡の碑
 昔ここに井戸があった名残だそうです。

040703_04_tomogashima07干潮の崩壊した渡り廊下
 潮が満ちるとこの渡り廊下は水没しますので、干潮の時に渡り、再び潮が満ちるまでに帰る必要があります。
 この写真の右端辺りが序品窟です。
 

040703_04_tomogashima08山頂へ向かう3人と別れて
 ここで別れて、旧道を登ると虎島の頂上に至りますが、UOさん、AOKさん、きよもりは海岸線を半周して、YNTさん、MYGさん、AOMさんと再会する予定でしたが・・・

040703_04_tomogashima09満潮時には冠水する渡り廊下
 海岸線沿いに行くと遠ざかる渡り廊下が見えます。この位置から見ると、昔の軍用道路のイメージが浮かびますが、自然の力には驚嘆します。

040703_04_tomogashima10序品窟入口へ
 笹川良一氏と聖護院は密接なつながりがありますが、この標柱は葛城山中の経塚にも立っていたのを思い出しました。
 入口はごく小さくて大きな荷物を担いでいると入るのも難しいほどです。左の尾根には巻き道もありました。

040703_04_tomogashima11_2隙間に立つ碑文
 中は真っ暗ではなく、天井の岩の隙間から日が差すので、手探りしなくても通れます。比較的新しい石碑が建てられています。

040703_04_tomogashima12序品窟の碑文
 碑文は新しいものですが、独特の書体で深く彫られているため、読めませんでした。
 040715追記:UOさんから頂いたコピーから碑文には「妙法蓮華経序品窟」と彫字されているそうです。

040703_04_tomogashima13海岸への狭い抜け道
 縦長の写真ばかりですが、このような隙間では仕方ないですね。正面から眩しい日差しがさして、逆光がうまく撮れました。

040703_04_tomogashima14序品窟の出口近く
 洞窟はわずかに下り気味に海岸線へと続きます。自然に出来た洞窟でしょうが、人工でもこんなにうまくはできない見事な造形です。

040703_04_tomogashima15トラバースの道遠く
 海岸の岩は45度程度の傾斜で続くので、スリップさえしなければトラバースはしやすいのですが、岩が黒っぽくなっているところは普段は水中にあるので濡れているとやばいと思われます。

040703_04_tomogashima16波が洗う 波をかぶると引っ張り込まれそうですから、やはり慎重に行かないと・・・

040703_04_tomogashima52海岸沿いのへつり
 へつりではなくて、へっぴりですね。もっと身体をたてないと落ちますよUOさん。

040703_04_tomogashima_2245度の岩壁をフリークライミング
 見事な高度感、へつれないので、いったん急斜面を登り切って巻きますが、おっかなびっくりです。足が短いと苦労します。

040703_04_tomogashima18懸垂下降
 上がりきったら降りなきゃいけないのですが、下り道はなくて、やむを得ずザイルを出して、懸垂下降をすることになりました。今時、肩がらみなんてのは誰もやらないのでしょうが、40年前のクライマーはこれが当たり前、ハングしていて下が見渡せないので不安ですが、やるしかないでしょ・・・
 それにしても身体が左へ振りすぎていませんか?

040703_04_tomogashima19アブナイ!! 
 虎島の東の覗きからみていたMYGさんの「キャ~!」という叫びが聞こえそうな瞬間・・・これで手を離したら下の岩に真っ逆さまというところですが、両手で必死にしがみついてぶら下がり転落を免れました。肩がらみのよいところは、右手さえ離さなければ、ザイルの摩擦で自然に止まるところですが、左手は腰のザイルをたぐるためにあるので、これは、助けに行かないといけないですね・・・と思いながら、折角の機会なので、カメラを構えてパチリ!実に不謹慎な後輩です。(モウシワケアリマセン)

040703_04_tomogashima_25最後の60m大斜面
 最後の長大なスラブ。下10mは大きな足場がありザイルはいりませんが、その上50m目一杯見事な一枚岩です。 20m上に大きな文字が彫り込まれていて、その右端に観念窟の洞穴が大きく開いています。

040703_04_tomogashima47海上からの観念窟の大岩壁(ポスターより)
 スラブの全体は海上からしか望めません。帰路に寄った日帰り温泉・吾妻屋に虎島の岩場の写真があったので拝借しました。中央の一番大きな岩壁が観念窟のあるスラブです。

040703_04_tomogashima21岩壁中間の観念窟
 観念窟は上からはもちろん岩の取っ付きからも見えません。スラブの下から20m東の端に大きくくり抜かれた部屋のようなテラスが広がっています。

040703_04_tomogashima22無事を感謝
 一命を取り留めて神様に感謝の祈り

040703_04_tomogashima23岩壁に彫文字
 60mのスラブにこれだけの文字を彫るには、よほどの時間と腕が必要だったと思います。
 ちなみに寛文巳酉は寛文9年(1669年)で、徳川四代将軍家綱の時代、伊達騒動が寛文11年です。
 文字の上を横切ってザイルが上に伸びています。ここを登る時、彫り文字が絶好の手がかりになってくれました。

040703_04_tomogashima29観念窟彫文の解
 帰路の道にあった観念窟の彫り文字です。友ヶ島の五所として観念窟、序品窟、閼伽井、深蛇池、剣ヶ池の文字が彫られています。剣ヶ池は神島にあるので今回は行けません。

040703_04_tomogashima24岩上より振り返る絶壁(東の覗き)
 上から覗くと圧倒的な高度感です。行者さん達はここから長いロープを垂らしてもらって、ロープを手がかりに登ってくるのだそうです。

040703_04_tomogashima25苦登のあと
 既に13時を過ぎ、空腹も忘れての苦闘が終わった達成感でやっと落ち着きました。

040703_04_tomogashima26役行者像 山頂から少し下った東面には行者像が祀られています。

040703_04_tomogashima27帰路に就く 山頂の第6砲台跡でやっと昼食を終え、広い軍用道路を下って虎島をあとにします。

040703_04_tomogashima28サヨナラ~ 折角待ってもらったのに、結局再会できなかったYNTさん、MYGさん、AOMさんを乗せた戻り舟が渡り廊下の沖を通過します。船上で手を振る皆さんに手を振ってお別れしました。

040703_04_tomogashima30今夜は満月
 大潮ですから当然の満月ですが、雲一つ無く、海上に浮かぶ月は星明かりを隠すほどに輝いていました。

040703_04_tomogashima53大漁?
 虎島から帰って、AOKさんと二人、桟橋で釣りを楽しみました。
 一番の大物は箱ふぐでしたが、ここでは救急車も来られませんから、敬遠して、あじとボラを開いて薄塩で焼きました。さすがに新鮮な魚はおいしいです。

7/4(日) 晴れ
南垂水キャンプ場(6:00起床、6:30朝食)7:56→8:21第3砲台跡8:40→8:50コウノ巣山(119.9m一等△)8:58→9:15孝助松海岸(桃)9:31→9:36灯台9:50→9:56第2砲台跡(崩壊)→10:02蛇ヶ池→10:20野奈浦桟橋(昼食)11:57→12:10南垂水キャンプ場(撤収)12:36→12:45野奈浦桟橋
野奈浦桟橋(友ヶ島港)13:30⇒13:47加太港⇒15:00加太温泉・吾妻屋(入浴)16:15⇒16:40みさき公園駅(UOさん下車)16:45⇒17:40王子公園(解散)

040703_04_tomogashima31いざ灯台へ
 8時前に出発、今日も日差しが強く雲一つ無い好天です。広いよく整備された山道が緩い傾斜で第3砲台跡まで続きます。

040703_04_tomogashima32第3砲台跡
 砲台跡はここが最も大きく、また保存状態もよくて乾いていますので、全体を見回ると、先人の苦労が偲ばれます。

040703_04_tomogashima33第3砲台の火薬庫
 大きな火薬庫が三棟続き、これだけの火薬は最後はどこに移されたのか気になりますが、これに火が点いたらまさに、ナバロンの要塞で、上にある砲台ごとすっ飛んでいたでしょう。

040703_04_tomogashima34火薬庫は続く
 隣の火薬庫へは煉瓦のアーチで繋がっていて、通り抜けできます。

040703_04_tomogashima35広大な火薬庫
 全景です。ガイドブックにもよく出ている景色ですが、50年経ってもほとんど崩れていないしっかりした構築物は、とても地下にあるとは思えない頑丈な造りです。

040703_04_tomogashima36壕はすべて地下に
 地表から見ると壕になっていて、工事の難しさが偲ばれます。
 しかしこれだけの設備が実用にならなかったのが良かったのか?悪かったのか?

040703_04_tomogashima372門の砲台跡
 砲台は当然、地表高いところにありますが、第3砲台跡には、2門ずつ3ヶ所あったそうですから、かなりの要員が張り付いていたと思われます。

040703_04_tomogashima38子午線上の一等三角点
 第3砲台の上には友ヶ島の最高峰、コウノ巣山があり、三角点が設置されています。

040703_04_tomogashima39灯台を望む、対岸は由良港 山頂の展望台から西を望むと間近に灯台が見え、対岸の淡路島までも指呼の距離です。でも、この紀淡海峡は海流が早くて航行は難しいかも知れません。見ている間にも大型船が頻繁に通っていました。

040703_04_tomogashima40東方は虎島へ続く沖ノ島と神島 展望台から東を眺めると、沖ノ島本島の奥に虎島、地ノ島が重なり、足元には神島が黒く盛り上がっています。

040703_04_tomogashima41孝助松?
 コウノ巣山から下り切ったところは、海岸に接したキャンプ地で、井戸もあり、絶好のキャンプ場です。何故か友ヶ島のキャンプ場はテントを張るのも井戸を使うのも一切お金を取られないので、気軽に幕営できます。
 海岸は岩が多いので海水浴は無理でしょうが、岩磯なので磯遊びには最適でしょう。

040703_04_tomogashima42孝助松の海
 岸から少し離れて尖った小島があり、干潮時には歩いて渡れそうです。

040703_04_tomogashima43無人の灯台
 わが国8番目の由緒正しい灯台だと書いてありますが、低くて小さいので予想外でした。しかし、白亜の壁が強い日差しを反射して端麗な姿が印象的です。

040703_04_tomogashima44第2砲台は崩壊
 灯台から少し脇道にそれて、第2砲台を見ました。ここは波で足元の岩盤が崩れて危険なので立ち入り禁止になっています。

040703_04_tomogashima45蛇ヶ池の奥は孝助松のキャンプ場 蛇ヶ池を挟んで南側は、先ほどの孝助松のキャンプ場、北側はすぐ海で砂浜が広がり、富士屋旅館別館があります。ここで初めて車を見ました。

040703_04_tomogashima46観念窟に向かう修験者とザイルを肩にしたガイド
 加太への船を待つ間に、これから観念窟に向かう修験者に会いました。ガイドが付いて上からザイルを垂らして、岩場を下り、観念窟にお参りするそうです。序品窟も山の上から下ってお参りするそうですから、われわれのような岩場のへつりはしないのだそうです。

Posted on 7月 5, 2004 at 07:41 午後 |

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